今日は内装について書いてみたいと思います。
内装って、考える事がたっっくさんあるのですが、
床や壁や天井の全ての素材を何にするのか?というのを決めるのは、
本当に大変、且つ楽しいです。
内装全てのトータルバランスを考える上では基本的には、
床壁天井と一緒に、キッチン等の設備の色やカーテンの色なども最初の段階で大体こんな感じにしたいな、、と、
全て同時に考えます。
この、同時というのがポイントだと思っていて。
何かを選ぶときってどうしてもその「何か」にフォーカスしてしまうので、
床を決めて壁を決めて、タイルを決めて扉の色を決めて、、と順番にしていくと、
全体で見たときに、あれ、なんかバランスおかしい。となってしまうのはアルアルで。
なによりも全体のバランスを大事にしたいので、
床も壁も天井もキッチンも家具も扉もカーテンも大体の素材感や配色というのは同時に考えて決めた上で、
そこから細かく、じゃぁグレーっていってもどのぐらい濃いグレーなのか、とかを決めていきます。
(時にTOTOのキッチンの扉の色は塗料でいうと、何色なのか調べたり、、)
大袈裟に言うと、全部のバランスを第一優先する事によって、
何かの色や素材が途中で変わると、
その他の素材を全て見直す作業が始まります。
例えば途中でタイルの品番が変わったとして、
その新しく選んだタイルは壁と似合うのか、
床と似合うのか?という事を再検討します。
なので、感覚的に3歩進んで2歩下がるというような感じ。
とっても楽しい作業でありながら、相変わらずとっても地味です。
でも楽しいです、、!
そしてもう一つ意識しているのが、
空間の特徴を活かす内装にしたい!という事。
ブログでご紹介している「house O」であれば、
天井の高い空間を活かす内装にしたい!と思う訳です。
工事が進んできたらまたご紹介したいのですが、
今回は天井が高いからこそできる内装というのをご提案しています。
そして最後に意識している事、それは、
「お客様に似合うかどうか」
タイルや壁紙や床材って、本当に膨大な種類があって、
似た物もいっぱいあります。
じゃぁその中でも何がいいかなって迷った時に頼りにしているのが、
お客様の雰囲気に似合ってるかな?というセンサー。
これは服とかを選ぶときに似てる感覚かなと思うのですが、
キッチンならそのキッチンをよく使う奥様がそこに立って似合う空間にしたい。
そんな事を考えると、迷っても、やっぱりこっちだなって思ったりします。
色んな側面から考える内装。
本当に3歩進んで2歩下がるですが、、
そんな風にいつも考えて決めています。